幼児期(生後6週?1年)の子猫に必要なお世話は?


これまでに、乳児期と離乳期の子猫に必要なお世話の仕方を紹介しました。
子猫の乳歯が生え揃えば、離乳食から普通のご飯に替えるタイミングとなります。
※子猫が生まれてから6週?1年目の時期は幼児期にあたります。
いままで赤ちゃんだった子猫が大人の猫になるためにさまざまな経験を積み、元気で健康な身体を得るためにとても大事な時期なので、しっかりとお世話をしてあげましょうね。
幼児期の子猫に必要なイベントや育て方をご紹介します。
生後6週?3ヶ月目の子猫の見分け方とお世話の仕方
特徴と目安
- 標準体重は800g?1.0kg
- 標準体温は36?38℃
- 乳歯が生え揃う
- 爪の出し入れが出来るようになる
- 離乳食から子猫用ドライフードに切り替えを始める
- 初めてのワクチン接種を受ける
お世話の仕方
離乳食から子猫用ドライフードに切り替える


いよいよ離乳食から普通の食事に切り替える時期です。
プレミアムキャットフードではなく、一般のキャットフードを与える場合は、子猫専用のキャットフードを選んであげて下さい。
※子猫専用のキャットフードには子猫に必要な栄養素がすべて含まれているので、生後一年迄の子猫にはピッタリです。
愛猫に少しでも健康で長生きして欲しいなら、丈夫で健康な身体をつくることがとても大切です。
丈夫で健康な身体をつくるには、成長の著しい子猫の間に摂取するご飯に含まれる栄養素がとても大切です。
子猫の時だからこそ、成長に必要な栄養素がしっかり入ったご飯を選んであげて下さい。
初めてのワクチン接種を受診する
子猫が母猫から受け取る受動免疫は生後8?12週までの間だけしか機能してくれません。
そして、子猫の受動免疫の効果が切れてしまうと、病気に感染しやすい状態になってしまうのです。
受動免疫の効果が切れるタイミングを見計らって、ワクチン接種を受けさせてあげましょう。
※ワクチン接種のタイミングは獣医さんに相談しましょう。
子猫が母猫の母乳から受け取る抗体(免疫)のこと。
受動免疫の効果期間中にワクチン摂取を行っても、ワクチンの効果は期待出来ないので注意が必要です。
生後3ヶ月?6ヶ月目の子猫の見分け方とお世話の仕方
特徴と目安
- 標準体重は1.5?3.0kg
- 標準体温は36?38℃
- 性格がはっきりしてくる
- メス猫が発情期を迎え始める(生後3?9ヶ月)
- 目の色が子猫特有の青色からその猫本来の色に変わる
お世話の仕方
子猫の性格がはっきりしてくる時期


猫の性格は「先天的(生まれついてのもの)」と「後天的(生まれてからのもの)」の2つによって決定づけされるようです。
生後3ヶ月を過ぎた時期から徐々に、その子猫の性格がハッキリと現れてきます。
あなたに「こんな性格の猫になって欲しい」という思いがあるのなら、「先天的」な部分はどうしようもありませんが、「後天的」な性格が決まる「猫の社会化期(生後2?12週)」は特に気を付けて子猫に接しましょう。
子猫と遊んであげる


子猫は本当に遊ぶ事が大好きです。
猫も幼児期の記憶は、大人になってからもハッキリと覚えているようです。
愛猫との強い絆を作るためにも、積極的に子猫と遊んであげましょう。
※子猫が遊ぶ事を嫌がる場合は、無理強いしないように注意して下さい。
生後6ヶ月?1年目の子猫の見分け方とお世話の仕方
特徴と目安
- 標準体重は3.0?5.0kg
- 標準体温は36?38℃
- 永久歯が生え揃う
- オス猫が発情期を迎え始める(生後6?9ヶ月)
- 去勢・避妊手術を受ける事が出来るようになる
- 生後1年目を超えたら子猫専用フードから成猫用フードに切り替える
お世話の仕方
去勢・避妊手術を検討する


生後6ヶ月を超えたころから、去勢・避妊手術を受ける事が出来るようになります。
去勢・避妊にはそれぞれメリットもデメリットもあるので、じっくりと検討して決めてあげましょう。
生後6週?1年目の見分け方とお世話の仕方ーまとめ


子猫を育てる事は、あなたが思っているよりも骨が折れるかもしれません。
しかし、子猫は「乾いた土が水を吸う」ように様々な事を覚えていきます。
そんな子猫を見ているだけで幸せな気分になりますし、この時期の子猫にしっかりとしつけをする事が出来れば、子猫が大人になってからの生活も安泰となります。
それと、出来るだけ子猫の成長写真や記録を残す事をおススメします。
子猫が大人になってから読み返すと何とも言えない気持ちになりますし、別の子猫を育てる時の参考にもなりますよ。(*^-^*)
これからの末永い猫暮しをお楽しみくださいね。(*’ω’*)