愛猫の様子がおかしい時に対処できますか?
ある日突然、愛猫が「ぐったり」や「息をしていない」なんてことがあった時、あなたはどうしますか?
緊急時の対応一つで、その後の経過は驚くほど変わります。
「最悪の事態」や「後遺症に悩まされる」ことがない様に、いざという時の対処法を覚えておきましょう。
今回は、猫の症状別の応急処置法についてまとめてみました。
ぐったりしている
猫がぐったりしていても、急に近づいたり、触ったりすると猫が驚いて逃げたり、攻撃してくるかもしれません。
優しく声をかけて、猫を驚かさない様にゆっくりと近づきましょう。
「熱がある」「息が荒い」など普段の様子と違うようなら、出来るだけ早く動物病院で獣医さんに診察してもらって下さい。
息をしていない
猫の胸に手を当ててみて、上下に動がなければ呼吸が止まっている可能性があります。
1分間以上呼吸が止まっているなら、マッサージをしながら動物病院に運びましょう。
- 猫を仰向きか横向きにします。
- 猫の胸部を3本の指の腹を使って、1秒ごと1回軽く押して離します。
※これを5回繰り返すごとに5秒間休む。 - 2を6回(1分間)繰り返し、その後1分間様子を見る。
- 1分たっても息をしない場合は、もう一度2・3を繰り返す。
- 息を始めるまでマッサージを繰り返す。
※動物病院に運びながら行いましょう。
猫の口から血が出ている場合は、肺からの出血が考えられるので、マッサージを行わずに動物病院に運びましょう。
痙攣(けいれん)している
猫が痙攣した場合は、「てんかん」「食物中毒」「誤飲」「脳腫瘍」などの疑いがあります。
ほとんど場合、けいれんは10秒?1分位で治まるので、けいれん中は猫に触れず、けいれんが止まったらバスタオルなどの布にくるみ安静にして様子を見て下さい。
1日に何度もけいれんを起こすようなら、動物病院で精密検査を受けましょう。
溺れた
猫が溺れた場合は、すみやかに飲んだ水を吐かせることが大切です。
猫の後足をつかみ、逆さづりにして15?20秒間に軽く10?15回上下にゆすって水を吐き出させましょう。
※猫の足が脱臼しない様に、力の入れすぎに注意して下さい。
ほとんどはこの方法で水を吐き出しますが、息をしていな様なら、上記のマッサージをしながら動物病院に運びましょう。
火傷した
猫が火傷した場合は、出来るだけ早く患部を水で冷やしましょう。
詳しくは過去の記事で触れていますので、下記のリンクから移動して下さい。
出血している
猫が切り傷などで出血している場合は、まず止血を行いましょう。
傷口が小さい場合は、血の出ている場所を指で3分程抑えると、たいていの場合は血が固まって出血が止まります。
※清潔な指で押さえてあげて下さい。
傷口が大きく血が止まらない場合は、吸水性の弱い布などで患部を押さえながら、動物病院に運びましょう。
傷口が汚れている場合は、出血が止まってから水道水で汚れを洗い流すようにして下さい。
※水道水には塩素が含まれているので、若干の消毒効果もあります。
止血の際は、指か吸水性の弱い布などで患部を押さえましょう。
ガーゼなどの吸水性が強い布は、血を吸い出してしまうため、止血に時間がかかってしまいます。
骨折した
猫が骨折した場合は、身体に触れられるのを嫌がりますし、下手に触ると逃げてしまいます。
それに、骨折の際は動かさないことが大切なので、出来るだけ触らない様にしましょう。
素人が添え木や包帯をするのは難しいので、バスタオルなどの大きな布で猫を身体ごとくるんで、動物病院で診察してもらいましょう。
感電した
猫が家の中で感電した際の原因は、電気コードをかじった場合が多いので、感電死の心配はほとんどありません。
この場合、口の周りを火傷していることがありますが、瞬間的なことなので水で冷やしてもあまり効果が無いので、猫が落ち着いたら念のために動物病院で診てもらいましょう。
目に異物が入った
猫がしきりに目をこすっている時は、目に何か異物が入った可能性あります。
猫の目の表面は固いので固形物が付くことは少なく、洗剤などの液体が目に入ったケースが多いので、水道で目を洗い流すと良いでしょう。
もし、猫が嫌がって洗い流せない場合や時間がたっている場合は、動物病院で診てもらいましょう。
猫が目を気にしてひんぱんにこする様なら、写真の様なエリザベスカラーをつけると、目を傷つけることが無いので安心です。
猫の症状別9つの応急処置法と運搬法ーまとめ
もし応急処置だけで症状が改善しても、後で何が起こるか分かりません。
素人判断は危険なので、出来るだけ早くに動物病院で獣医さんの診察を受けましょう。
猫を動物病院に運ぶ時は、一つ注意をして下さい。
愛猫が痛みなどで暴れてしまうと、症状が悪化してしまうかもしれません。
そんなことがない様に、愛猫を洗濯ネットに入れたり、バスタオルなどの大きな布で包んでからキャリーケースに入れて動物病院に運びましょう。
その方が、猫の気持ちも落ち着きますし、動物病院に着いてからも暴れて逃げたり、症状が悪化することも防げます。
少しの気遣いで、愛猫に負担をかけずにすむので試して下さい。
家族の一大事に何も出来なければ、後々後悔することになってしまいます。
そんなことがない様に、いざという時の対処法を知っておいて下さいね。
この間緊急で動物病院に行ったのですが、診断料+夜間だったので8000円ほど料金かかりました(_ _)
猫さんが体調が悪い時はいつも突然なので、ペット保険入ったほうがいいのか家族会議しましたー。
まだ入るか決まってないのですが、参考にしてみます!
とらさん、メッセージありがとうございます。m(__)m
夜間診療って高いですよね?
以前、ジュニアを夜間診療で診てもらったら、1日の入院と点滴で、70,000円程かかったことがあり、目が飛び出ました。(≧◇≦)
保険に入る入らないは別にして、複数の商品を比較すると良いと思います。
将来の治療費の為に、毎月貯金する方法もありますしね。(*’ω’*)