あなたのお家は出入り自由?それとも室内飼い?
あなたの愛猫は、お家への出入りが自由ですか?それとも完全室内飼いですか?
一昔前までは、飼い猫が自由に外に出られる飼い方が一般的でした。
しかし、最近の住宅事情や道路事情にともない完全室内飼いのお家が増えたように感じます。
たしかに猫にとっては、どちらの飼い方が嬉しいのかは分かりません。
しかし私は、愛猫は完全室内飼いにするべきだと思っています。
と言うのも、私が幼い頃飼っていた猫達は、お家への出入りを自由にしていました。
「ちび・たま」の親子は、ある日突然家出して帰ってこなくなってしまいました。
「ゴン太」はオス猫でしたが、外での野良猫とのケンカ傷が元で亡くなってしまいました。
それ以降の愛猫達は完全室内飼いです。
皆、長生きで天寿をまっとうしてくれています。
猫が家出をする理由
もちろん、愛猫が家出をするには理由があります。
それに合わせて、対処法も紹介します。
子孫を残すためのパートナー探し
猫は成熟すると本能的に子孫を残すために発情し、パートナーを探そうとします。
パートナーを見つけるために家出をするのです。
発情させないためには去勢・避妊を行うことが効果的です。
もし、あなたが愛猫の繁殖を考えていないのであれば、去勢・避妊手術を受けさせてあげて下さい。
ハナの子猫成長期(去勢編) ←コチラも参考にどうぞ
家の場所が分からなくなり迷子になってしまった
外で行動する猫は縄張りをつくり、その範囲内で行動しています。
しかし、車や人などに驚いたり・逃げたりしているうちに縄張りの外に出てしまい、迷子になることがあります。
普段、完全室内飼いで外に出たことがない猫の場合は、外に出てしまうとすぐに迷子になってしまいます。
完全室内飼いの場合は、間違って愛猫がお家から出ないように対策が必用です。
体調が悪くなり静かな場所で過ごしたい
猫は体調が悪いと外敵から身を守るために、人目に付かないところでじっとする習性があります。
お家の中に猫が落ち着く場所があれば問題ありません。
しかし、猫が「お家の中が安全で無い」と判断した場合、外に出ようとするようです。
お家の中に、愛猫が常に落ち着ける場所を作ってあげると良いでしょう。
お家の環境が気に入らない
猫は「家につく」と言われます。
急な引越しや家族の増加、家庭環境の変化などにより「自分にとって安全な場所」を探すために家出する場合があります。
愛猫にとって過ごしやすい環境を整えてあげて下さい。
我家での家出対策
我家はマンションなのですが、集合住宅の場合は特に注意が必要となります。
集合住宅は一戸建てと違って外観や玄関が似ていますし、階によっての特徴もありませんので、「自分のお家」が分からなくなってしまいます。
外に出てしまった猫が「自分のお家」を見つけにくいということです。
ともあれ、愛猫を家の外に出られなくすることが一番の対策となります。
我家の愛猫の家出対策をご紹介します。
まずは玄関です。
玄関ポーチの門扉に100円均一で買ったメッシュの網を結束バンドで止めています。
我家は割と対策しやすい形状だったので簡単でしたが、玄関が外と直結しているお家の場合は、室内に防護柵を設置すると良いでしょう。
最近の網戸は開け閉めが軽いので、網戸を開けてしまう猫もいます。
我家では、アルミサッシの網戸に「開閉ロック」を取り付けています。
「開閉ロック」はホームセンターなどで購入できますし、取り付けも両面テープで貼るだけなので簡単です。
万が一家出した時のために、首輪に迷子札を付けています。
迷子札には愛猫の名前・連絡先・苗字を記載しています。
迷子札は、パソコンとレジンで自作しました。
一時は鈴もつけていまいしたが、愛猫も私達も音が気になったので現在は付けていません。
家出してしまった時の対処法
家出対策を行っていても、完全に防げるわけではありません。
愛猫が家出してしまった時の対処法を紹介します。
近所をくまなく探す
猫の行動範囲はそれほど広くありません。
お家より半径500m以内にいる可能性が高いですし、家出して直ぐであればもっとお家の近くにいるはずです。
猫は知らない場所ではあまり動き回らず身にを隠していることがほとんどです。
愛猫の名前を呼びながら、お家の近くの猫が隠れやすそうな場所を探して下さい。
愛猫を見つけた場合は、急に近づくと驚いて逃げてしまうかもしれないので、愛猫にご飯を見せながらゆっくりと近づくと良いでしょう。
動物愛護センター・警察・動物病院に届ける
お家の近くを探しても見つからない時や家出してから時間がたってしまった場合は、誰か他の人に保護されていることも考えられます。
動物を保護した人は動物愛護センターや警察、動物病院に届けることが多いようなので、連絡先を調べて届け出を行うことをおススメします。
迷子ポスターを作製する
迷子ポスターを作製し地域の掲示板や動物病院に掲示してもらったり、ポスティングを行うことも効果的です。
迷子ポスターには、愛猫の写真・特徴・いなくなった日や場所・連絡先を記載することを忘れないで下さい。
迷子猫の中には家出してから半年後に見つかった例もありますので、あきらめないで下さい。
我家のハナはかなり臆病ですし、お家から出ないようにしつけを行うことが出来たので、それほど心配していません。
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しかし、チョビはイケイケで好奇心が強いので家出には注意しています。
かなり気を付けているのですが、お家の中に見かけないなと思ったら、ベランダをゆうゆうと歩いているのを見つけて肝を冷やすこともしばしばです(泣
お家の外には危険がいっぱいです、他の猫から病気を貰うかもしれませんし、交通事故に遭うかもしれません。
愛猫に健康で長生きしてもらうためにも細心の注意をはらってあげましょう。