なぜ猫は掃除機が苦手なの?
あなたは「猫が苦手な物」と聞いて何を思い浮かべますか?
そうです、「猫が苦手な物」の代表な物に掃除機があります。
では、なぜ猫は掃除機が苦手なのでしょうか?
掃除機は猫の苦手な「大きな音」「不規則な動き」「自分より大きな物」を合わせ持っているからのようです。
猫にとって掃除機は、「自分より大きな物」が「大きな音」で威嚇しながら「不規則な動き」で襲ってくる「恐ろしい敵」以外の何物でもないのです。
知らないうちにストレスを溜めているかも?
猫はストレスに弱い生き物です。
獣医さんに聞いてみると、人の病気と同じ様に「猫の病気の原因にストレスが関係していることが少なくない」とのことです。
そんな愛猫に溜めて欲しくないストレスですが、飼い主のあなたが「気が付かないうちにストレスを溜めてしまっている」ことも多いようです。
もし、あなたの愛猫が掃除機を苦手にしているなら、日々の掃除のたびにストレスを蓄積しているかもしれません。
愛猫を掃除機に慣れさせる方法
愛猫がストレスを溜めない様に掃除機に慣れさせたいところです。
しかし、掃除機には猫の苦手な「大きな音」「自分より大きな物」「不規則な動き」を合わせ持っているので、一度にその全てに慣れさせる事はかなり難しいのです。
なので、愛猫を掃除機に慣れさせるためにステップを踏みながら一つずつ解決していきましょう。
ステップ1 掃除機本体に慣れさせる
まず最初に、「自分より大きな物」である掃除機本体に慣れてもらいましょう。
- ノズルなどの掃除機の一部を常に猫の目に映る場所に置いておく。
- 愛猫が掃除機の一部を気にしなくなったら、次に掃除機本体を常に猫の目に映る場所に置く。
- 愛猫が掃除機本体を気にしなくなったら、次のステップに進む。
ノズルや掃除機本体を出しっぱなしにしておく期日の目安は、「愛猫の様子が普段と変わらなくなる迄」です。
ステップ2 掃除機の音に慣れさせる
次に、「大きな音」である掃除機の音に慣れてもらいましょう。
- 掃除機の音を録音し、掃除機本体の近くで実際の音の1/10位の大きさで1日に15分位再生する
- 愛猫が1/10位の大きさの音に慣れたら、少しずつ音量を上げていく
- 愛猫の様子が普段と同じなら、実際の音を聞かせてみる
- 愛猫が実際の掃除機の音を気にしなくなったら、次のステップに進む
掃除機の音に徐々に慣れさせている間は、普段は実際の掃除機の音を愛猫に聞かせない様にしましょう。
ステップ3 掃除機の動きに慣れさせる
最後は、「不規則な動き」である、掃除をしている時の掃除機の動きです。
- 掃除機のノズルだけを、愛猫の近くで動かしてみる
- 愛猫の様子が普段と同じなら、電源を入れずに掃除機本体を愛猫の近くで動かしてみる
- 掃除機を普段の様に動かしても愛猫の様子が普段と同じなら、掃除機の電源を入れて愛猫の近くで動かしてみる
- 電源の入った掃除機で普段のように掃除を行っても、愛猫が怖がっていなければOK
掃除機の動かせ方は、最初はゆっくりと動かして下さい。
その後、徐々に掃除機の動きを大きくしていきましょう。
猫を掃除機に慣れさせるコツーまとめ
愛猫を掃除機に慣れさせるには、「掃除機は怖くない」という体験を積み重ねることが大切です。
あなたが焦ってしまい、前のステップに慣れる迄に次のステップに進んでしまうと、今まで以上に掃除機が苦手になってしまうかもしれません(+_+)
新しいステップに進んだ際に愛猫が怖がったら、必ず一つ前のステップに戻って下さい。
まどろっこしいかもしれませんが、一歩一歩確実にクリアーする事が一番の早道です。
これは「猫のしつけ」すべてに言えるので、愛猫に「慣れて欲しい事」があれば試してみると良いと思います(*’ω’*)