「いざっ!」という時のために
「専門用語」って聞くと・・
「なんとなく難しそうだし意味もよく分からない・・」ってことないですか?
しかし、いろんな物事や業界にも「専門用語」は付き物ですし、意味が分からないと困る事もたくさんあります。
「いざっ!」と言う時に「なんて意味?」とならないように、猫にまつわる専門用語やカタカナ語をご紹介します。
猫の専門用語やカタカナ語ーア行
愛撫誘発性攻撃行動(あいぶゆうはつせいこうげきこうどう)
初めは気持ちよく撫でられているのですが、直ぐに撫でられる事に飽きてしまい、撫でる事を止めて欲しいので、撫でられていた手を攻撃する猫独特の行動のこと。
ウィスカ―(うぃすかー)
猫のヒゲの別名。
猫のヒゲには神経が通っており、物との接触や空気の振動などを感じる事が出来ます。
猫が暗い場所や狭い場所で身体をぶつけないのは、ヒゲのおかげのようです。
猫のヒゲは、何があっても絶対に切っちゃダメ!
FLUTD(エフエルユーティーディー)
尿結石や血尿、尿道閉塞など様々な症状を起こす症候群で、猫下部尿路疾患のこと。
オキシトシン(おきしとしん)
ホルモンの一種で、通称は「幸せのホルモン」と呼ばれています。
恋人などの好きな人と触れ合う事で分泌量が増えるホルモンなのですが、猫と触れ合う事でも分泌される事が分かっています。
オッドアイ(おっどあい)
左右の色が異なる目のこと。
白色の被毛を持つ猫に多く、片方の目の色は必ず青色になる特徴があります。
猫の専門用語やカタカナ語ーカ行
肝リピドーシス(かんりぴどーしす)
肝臓に脂肪が溜まる事で本来の働きが出来なくなる病気のこと。
肥満の猫がなりやすい病気で、72時間以上ご飯を食べないと病気のリスクが高くなります。
肝不全を起こすと急死してしまう可能性が高い病気です。
キャットニップ(きゃっとにっぷ)
猫が摂取すると興奮作用が起こる事のある、シソ科のハーブの名称。
猫によっては、全く効果が無い場合もあります。
大量に摂取した場合は興奮し過ぎるので、与える量に注意が必要。
クロスアイ(くろすあい)
普段から目の瞳が内側に寄っているため、視線がそろわない状態のこと。
シャム猫などに多く見られる。
香箱座り(こうばこすわり)
前足を胸の下に折り曲げて座っている座り方のこと。
この状態では素早く立ち上がる事が出来ないので、安心している時しかこの様に座らないと言われています。
コクシジウム(こくしじうむ)
下痢や血便などの症状を引き起こすコクシジウム症の原因となる非常に小さい原虫の名称。
猫の専門用語やカタカナ語ーサ行
サイドステップ(さいどすてっぷ)
自分の身体をより大きく見せるために、身体を弓なりにしながら尻尾を立てて膨らまし対象を威嚇する行動のこと。
子猫がよく行う動きで、好奇心と警戒心が同居した精神状態の時にする動き。
瞬膜(しゅんまく)
猫の目の内側にある白い膜のこと。
「目の乾燥を防ぐ」「目の汚れを取り除く」などの目を保護する役目を果たしています。
普段は見る事が出来ませんが、猫が体調を崩している時は出っ放しになる事があります。
もし、愛猫の瞬膜が出っ放しの状態なら、動物病院で診察をおススメします。
スプレー(すぷれー)
マーキング行動のうちの一つ。
雄猫が自分の縄張りを誇示するためや雌猫への求愛のために、凄く臭いの強いオシッコを対象場所にかける行動のこと。
スタッドテイル(すたっどている)
尻尾の付け根部分が皮脂でベタベタになった状態のこと。
去勢をしていない雄猫にみられる事が多いが、皮脂腺に細菌が感染すると脱毛の原因となることもあります。
猫の専門用語やカタカナ語ータ行
タぺタム(たぺたむ)
猫の目の網膜にある組織層の名称。
この組織層が光を反射させて倍増するので、猫は暗闇でも物を見る事が出来ます。
フラッシュを使って猫の写真を撮ると目が光って写るのは、この組織層に光が反射しているためです。
チューバ―ボディ(ちゅーばーぼでぃ)
丸く長い円筒状の胴体のこと。
オリエンタルショートヘアーやシャム猫、バリニーズなどの猫種に見られる身体の特徴。
転移行動(てんいこうどう)
本来の行動とは何の関係もない別の行動を行うこと。
猫が何か失敗した時や叱られた時などに行うセルフグルーミングなども、転移行動のうちの一つです。
トキソプラズマ(ときそぷらずま)
猫に寄生する原虫の一種。
人獣共通感染症の一つで、感染している猫の排泄物から人に感染する事もあります。
特に、妊娠中の人が初感染すると、流産や死産になることもあるので注意が必要です。
猫の専門用語やカタカナ語ーナ行
肉球(にくきゅう)
言わずと知れた猫のチャームポイントの一つ。
消音効果があり、猫の歩く時に音がしないのは肉球のおかげです。
飼い主の中には肉球の臭いが好きなフェチの人もいるようで、癒される様です。
ネギ中毒(ねぎちゅうどく)
猫がネギ類(長ネギ・たまねぎなど)を食べる事によって起こる溶血性貧血のこと。
猫にネギ類を与えてはいけません。
猫三種混合ワクチン(ねこさんしゅこんごうわくちん)
猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)、猫カリシウイルス感染症(FCV)、猫汎白血球減少症(FPV)の3つの感染症をある程度予防できるワクチンのこと。
一般的な猫の予防注射のワクチンとして使用されています。
ノーズレザー(のーずれざー)
猫の鼻で、毛の無い部分のこと。
被毛の色や柄により、ピンクや茶色、黒などがあります。
猫の専門用語やカタカナ語ーハ行
パイオメトラ(ぱいおめとら)
子宮蓄膿症のこと。
雌猫の子宮に炎症が起き、子宮に膿がたまる病気。
雌猫の発情期に子宮口が開く事により感染のリスクが上がります。
初めて発情する前に避妊手術を行う事で予防出来ます。
バレンタインハート(ばれんたいんはーと)
肥大型心筋症(心臓の筋肉が厚くなることにより機能低下が起こる病気)が進行して、ハート型になった心臓のこと。
レントゲン写真により確認することが出来ます。
パンティング(ぱんてぃんぐ)
「ハァハァ」というような荒い息づかいを行う動作のこと。
子猫などが活発に遊んでいる時に行う事があります。
しかし、熱中症や心臓病、呼吸器などの病気のサインのこともあるので注意が必要です。
ビオフェオフォルバイトa(びおふぇおふぉるばいとえー)
光線過敏症(日光などを浴びると耳などにかゆみや炎症が起こる病気)の原因となる物質の名称。
アサリやアワビなどの貝の内臓に含まれているので、猫に貝類は与えない様にしましょう。
フィラリア(ふぃらりあ)
蚊が媒介となる心臓に寄生する寄生虫のこと。
幼虫が心臓の血管に寄生すると咳や呼吸困難の原因になる。
まれにですが、成虫が血管に詰まってしまい突然死することもあります。
房毛(ふさげ)
猫の耳の先にある、尖った毛のこと。
猫は房毛に超音波を集める事で、人には聞こえない高音を聞く事が出来るのです。
フレーメン反応(ふれーめんはんのう)
他の猫などのフェロモン臭を「ヤコブソン器官」に吸い込むための行為のこと。
「口を半開きにする」という独特の表情を見せる。
分離不安(ぶんりふあん)
1頭飼いの猫によく見られる精神状態の名称。
1頭飼いの猫は飼い主に依存する傾向があり、飼い主の姿が見えないと「ご飯を食べなくなる」「鳴きながら飼い主を探し回る」といった行動をとる傾向があります。
ヘソ天(へそてん)
猫が仰向けになっている状態のこと。
「へそ」が天井を向いているので、このように呼ばれるようになったようです。
猫の弱点であるお腹が無防備な状態なので、凄くリラックスしていないと見せない姿です。
ボブテイル(ぼぶている)
切り株のように見える短い尻尾のこと。
この尻尾を持つ代表種として、ジャパニーズボブテイルが有名です。
猫の専門用語やカタカナ語ーマ行
マウンティング(まうんてぃんぐ)
雄猫が交尾の際に雌猫に馬乗りになる動作。
まれに、去勢手術を受けた雄猫でも行うことがあります。
マーキング(まーきんぐ)
雄猫が行う事が多く、他の猫に対して自分の地位や性別や縄張りなどを主張する行動のこと。
「頬をこすり付ける」「爪を研ぐ」「スプレーを行う」などの行動により、対象の場所に自分の臭いを付けます。
マズル(まずる)
猫の顔の中で、ぷっくりと突き出している部分の名称。
口やあご、鼻を含んだ部分のこと。
三毛(みけ)
白・黒・茶の3色模様の毛色のこと。
猫の毛色は遺伝子が大きく関係しているため、三毛のほとんどが雌となります。
ごくまれに三毛の雄猫もいますが、非常にレアで珍重されています。
猫の専門用語やカタカナ語ーヤ行
ヤコブソン器官(やこぶそんきかん)
猫の鼻の奥にある器官の名称。
猫は他の猫のフェロモンを吸い込むことで、その猫のさまざまな情報を得る事が出来ます。
性行動や縄張り確認などのために活用しているようです。
猫の専門用語やカタカナ語ーラ行
ラフ(らふ)
長毛種の首周りから胸元にかけての被毛のこと。
長毛種の全身の被毛の中でも特に長く、ふさふさしている部分。
ロドーシス(ろどーしす)
発情期の雌猫が雄猫を受け入れる際に行う姿勢のこと。
頭を低くして背中を反らせ、おしりを突き出したポーズの名称。
猫にまつわる専門用語とカタカナ語ーまとめ
いくつかの猫にまつわる専門用語やカタカナ語を上げてみました。
耳にしたことがある言葉もあったのではないでしょうか。
もっともっとたくさんの猫用語があるのですが、多すぎて書ききれません(+_+)
「これはどんな意味?」「この用語を詳しく知りたい」といったものがあれば教えてもらえると嬉しいです。
この記事に追加・更新を行っていきたいと思っています。