いやぁ?、今年も夏が近づいてきましたね。
年々暑くなる日本の夏ですが、愛猫達の熱中症対策はお考えですか?
猫の熱中症対策には、「窓を開け風通しをよくする」「エアコンを利用する」「涼める場所を用意してあげる」「飲み水を欠かさない」「ひんやりグッズの活用」など、様々な方法がありますよね。
このような猫の熱中症対策は、一般的に広く知られているため、実際に取り入れておられる猫飼いの方も多いのではないでしょうか。
ですが、長年猫を飼っておられる方でも、手軽なわりに取り入れていない熱中症の予防法があります。
それは、猫のアンダーコート(副毛)の除毛です。
意外かもしれませんが、被毛のブラッシングによるアンダーコートの除毛って、経済的なうえに熱中症予防にも効果が高く、猫も大喜びなんです。
今回は、我が家で取り入れている、手軽でカンタンに愛猫のアンダーコートを除毛する方法について紹介します。
猫の身体に近い内側に生えている、細く柔らかい被毛のこと
保温力に優れており、季節に合わせて生え変わることで体温調節の役割を担う
ブラッシングが猫の熱中症予防になる理由
「ブラッシングが猫の熱中症予防なるなんて・・」と、半信半疑の方がいるかもしれないので、猫の被毛が生え変わる仕組みから紹介しますね。
猫の被毛が生え変わる仕組み
猫は、季節の移り変わりに伴う気温の変動に耐え、快適に過ごせるよう、定期的に全身の被毛が生え変わります。
これは、春(3月頃)・秋(11月頃)の「換毛期」と呼ばれる時期に活発に行われ、大量の抜け毛で気付くことが多いのですが、
「暑い夏にはアンダーコートを減らし涼しく」「寒い冬にはアンダーコートを増やし暖かく」という具合に、猫の体温調節に欠かせない機能です。
「勝手に生え変わるなら、ブラッシングなんて必要ないんじゃ・・」とお考えかもしれませんが、古い被毛が全て抜け落ちるわけではありません。
とくに、猫のアンダーコートは非常に細く柔らかいため、毛と毛が絡まりやすく、こまめにグルーミングを行う猫でさえ、除毛しきれないと言われているんです。
アンダーコートを除毛すると熱が逃げやすくなり涼しい!
文章だけでは伝わり難いかもしれないので、画像をつくってみました。
上記の画像をご覧いただければ、ブラッシングによるアンダーコートの除毛が、いかに猫の熱中症予防に効果が高いか、ご理解いただけるのではないでしょうか。
左側の画像のように、たっぷりのアンダーコートが全身を覆っていれば、体温の拡散を最小限に抑えられるので、寒い冬でも凍えず、快適に過ごすことができます。
それは、寒い冬に人がダウンジャケットを羽織ったり、厚着をするのと同じです。
ダウンジャケットのような重ね着であれば、季節が移り変わり気温が高くなっても、簡単に服を脱ぐことで体温調節ができます。
しかし、猫は被毛が生え変わるといっても、細く柔らかいアンダーコートは被毛と被毛がからまりやすく、全てが自然と抜け落ちるわけではありません。
そこで効果が高いのが、ブラッシングによるアンダーコートの除毛です。
右側の画像のように、猫の体表からアンダーコートを取り除いてあげれば、熱がこもるのを防げるだけでなく、通気が得られるようになるため、猫自身による体温調節が容易になるんです。
こんな猫は熱中症になりやすいので注意!
それに、「描種」や「年齢」などの個体差により、熱中症になりやすい猫がいることをご存知でしょうか?
- 子猫・・グルーミングに慣れていない、まだ体温調節機能が未熟
- シニア猫・・グルーミングの頻度が低くなる、体温調節機能が鈍くなる
- 長毛種の猫・・グルーミングだけでは除毛が不十分、被毛の間に熱がこもりやすい
- 肥満の猫・・グルーミングが面倒・苦手、脂肪により体温調節が困難
- 鼻が低い猫・・呼吸による体温調節が苦手・困難
- グルーミングが下手な猫・・アンダーコートを残しやすい
理由が分かれば一目瞭然だと思います。
あなたの愛猫が上記に該当するようなら、積極的な熱中症対策を心掛けてあげてくださいね。
ファーミネーターでアンダーコートをサクサク除毛!
「いつもブラッシングしてるけど、そんなに毛は取れないよ・・」「頻繁なブラッシングは面倒・・」という声が聞こえてきそうですね(汗
実は、我が家も同じでしたw
少し前までは、愛猫のアンダーコートの除毛に「ラバーブラシ」を使っていたのですが、お世辞にも手軽でカンタンとは言えませんでした。
ですが、今回紹介するファーミネーター(小型猫S短毛種用)を使い始めてから、愛猫達のブラッシングが苦ではなく、楽しみになったんです(^^♪
ファーミネーターの除毛力は非常に強力で、一般的なブラシでは取り除くことが難しい、猫のアンダーコートを驚くほど手早く簡単に取り除けます。
ほんと、アンダーコートがごっそり取れすぎて、「ハゲるんじゃ・・」ってくらいです。
(猫はちょっとやそっとでハゲないのでご安心を・・w)
なのに、愛猫のチョビとハナは嫌がることもなく、気持ちよさそうにブラッシングをご満悦です。
論より証拠、チョビをモデルにして、実際にファーミネーターを使ってみますね。
愛猫チョビにファーミネーターでブラッシング
チョビは、いつも最初は緊張するのか少し身体をこわばらせるので、
安心できるように膝に乗せ、暴れないように胸元を押さえながら、被毛の流れにそって優しく背中を撫でるように、ファーミネーターでブラッシングを始めます。
最初のコツは、皮膚の柔らかい部分からブラッシングをするのではなく、背中など皮膚の厚い部分から始めることです。
わずか5・6回、ファーミネーターで優しく背中を撫でただけで、これだけのアンダーコートが除毛できました。
久しぶりのブラッシングだったこともありますが、いつものことながらファーミネーターの除毛力にはビックリですΣ(・ω・ノ)ノ!
では、これから暑くなっても熱中症にならないよう、アンダーコートを除毛すべくブラッシングを続けましょう。
ブラッシングが気持ちいいのを思い出したのか、少しづつチョビの緊張がとけてきました。
ブラッシングが進むにつれて、ごろんと横になるチョビです。
アンダーコートから自分と同じ匂いがするのが不思議なのでしょう、ファーミネーターのブラシ部分に興味津々で顔を近づけていますw
おっと!ちょっと力を入れすぎたかな・・
ファーミネーターは先端のブラシ部分が金属なので、あまり強く押し当てると非難の表情でにら睨まれます(汗
たくさんのアンダーコートを取ろうと、つい力が入ってしまいましたが、優しくブラッシングしてあげましょうね(≧◇≦)
わずか5分のブラッシングでこんなにアンダーコートが取れた!
わずか5分のブラッシングの結果です。
いやぁ?、今回も取れた取れた。
暑い夏に、これだけのアンダーコートを着込んでいたら、体温調節もあったもんじゃないですよね。
これで、この夏も涼しく過ごしてもらえるでしょう。
あと、ファーミネーターでのブラッシング後には特典が付いてきます。
それは、ビロードのような愛猫の毛並み。
アンダーコートの除毛が終わった愛猫の肌触りは、「ツヤっツヤ」の「スベっスベ」で頬ずりしたくなるくらいなんです。
(毎回、頬ずりしてますが(´艸`*))
あっ!頬ずりしたらチョビが逃げてった・・(汗
余談はこれくらいにして・・話を戻しますw
わずか5分程のブラッシングでしたが、子ネズミ一匹分くらいのアンダーコートが取れました。
これで、この夏も熱中症になることなく過ごしてくれるでしょう。
今回のブラッシングで除毛できたアンダーコートを利用して、チョビの大好きなおもちゃを作ってあげようと思います。
ラバーブラシでのブラッシングとは大違い!?ーまとめ
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いかがでしたでしょうか。
もちろん、目的はアンダーコートの除毛なので、ファーミネーターを使わなくても問題ありません。
我が家でも以前は、上の画像のように一般的なラバーブラシを使っていました。
ですが、一般的なラバーブラシとファーミネーターを比べると、「ブラッシングに必要な時間」だけでなく、「アンダーコートが除毛できる量」が驚くほど違うんです。
ファーミネーターでの除毛は、「グルーミングが苦手・下手な猫」や「体温調節機能が未熟・鈍い猫」「ブラッシングが面倒な飼い主さん」にピッタリだと思います。
それに、愛猫のブラッシングを一工夫するだけで、暑い夏の熱中症予防ができるんですから、非常に経済的です。
もちろん、エアコンに頼るのも一つの手ですが、光熱費はバカになりませんし、停電や故障がないとも言い切れませんよね。
この夏、愛猫のアンダーコートの除毛を熱中症対策に取り入れてはいかがですか?( ‘ω’ )?
今回、猫のアンダーコートの除毛に使用したのはコレ!