鳴いている理由は何ですか?
「愛猫の夜鳴きに困っている」と言う話を良く耳にします。
愛猫が夜鳴きした時に、あなたはどんな対応を行っていますか?
「夜遅いから鳴いちゃダメ!!」などと怒っていませんか?
きっとあなたの愛猫は、なぜ怒られているのか理解していませんよ。
基本的に猫は、自分が怒られている理由を理解できません。
と言うより、理解する習性が無いのです。
猫は単独行動する動物なので、相手の都合は考えません。
これが、「猫は気まぐれだから」と言われる由縁かもしれませんね。
愛猫と良い関係を築くためにも「愛猫を怒る」のではなく、「なぜ鳴いているのか」を分かってあげて下さい。
”鳴き声から見抜く子猫の気持ち” コチラも参考にして下さい。
猫が鳴くには必ず理由があります。
- ご飯が欲しい
- トイレが汚れている
- 寂しい
- 性的欲求不満
- 体調不良
上記が猫が夜鳴きをする代表的な理由です。
愛猫が鳴いている理由が分かれば、対処法が分かります。
夜鳴き対策
ご飯が欲しい
ご飯をあげることが対処法となりますが、食事量が増えてしまうと肥満のもとになります。
愛猫に長生きしてもらうためにも「肥満は大敵」です。
ただ単に食事回数を増やすのではなく、食事総量は変えずに回数だけを増やすか食事時間の調整をしてあげて下さい。
トイレが汚れているので綺麗にして欲しい
猫はすごく綺麗好きな動物です。
なので、不潔なトイレで用は足しません。
トイレを清潔にしてあげて下さい。
我家のハナは自分のトイレが汚れていると、私に文句を言いに来ます。
それでも私がトイレを綺麗にしないと、私が寝ている布団にオシッコをします(泣
それ以来、ハナが夜鳴きした時にトイレが汚れているとすぐに綺麗にするようになりました。
寂しいのでかまって欲しい
あなたにとっては少し辛い対処法になりますが、「徹底的に無視」したほうが賢明です。
一度でも相手をしてあげると「相手をしてくれるまで鳴き続ける」という負の連鎖におちいる可能性が非常に高くなります。
ただ、あまりにも鳴き続けられると別の問題が発生してしまうかもしれません。
「あなたの匂いがついた物を寝床に入れてあげる」「部屋を少し明るくする」といった対処法が有効な場合もありますので試してください。
性的欲求不満
去勢・避妊手術をしていない猫の場合は、発情期になるとパートナーを探すために夜鳴きを行います。
猫の習性として相手の猫を呼んでいるので、対処が難しくなります。
去勢・避妊手術をした猫の場合は、一時的なホルモンバランスの崩れによる可能性が高いので時間が解決してくれることがほとんどです。
体調不良
普段は夜鳴きをしない猫の場合は、体調不良の可能性がありますので注意して下さい。
愛猫の体調チェックを行い、健康な時と違うようであれば動物病院に相談して下さい。
シニア猫の場合は、目や耳が衰えたために「不安な気持ちが強くなり」鳴いている可能性があります。
その他
寂しい気持ち・性的欲求不満の場合は「またたび」や「キャットニップ(ハーブ)」を与えると落ち着く猫もいます。
ただし、すべての猫に効果があるわけではありませんし、大量に与えると逆効果になりますので注意して下さい。
ただ叱るのではなく、愛猫が夜鳴きしている理由を理解したうえで対処することが重要です。
そうすることで愛猫と良い関係を続けることが出来るようになります。
あなたの愛猫の気持ちを理解してあげて下さい。
甲状腺機能亢進症猫がいます。メルカゾール、セミントラを飲ませてますが、
夜泣きで、慢性寝不足です。かかりつけ医からは、ゲージに入れるか、もう薬をやめてしまうかのアドバイスしかもらえません。しぶしぶフェノバールを処方されましたが、効果はたぶん期待しないで下さいでした。やはり何も変化なし。
切羽詰まってます。ゲージは、入れると
もっと酷く一晩中なきっぱなしです。
サプリとはどんなものですか?何か対処法はないですか?13歳の家族同様の猫です。
現在も寝不足で切羽詰まってます。
別の対処法、アドバイスください。
「家族同様の猫」という事ですし、シェリーさんの「何とかしてあげたい」という気持ちも強いと思います。
しかし、病気治療の投薬中であれば、獣医さんの処方無しにサプリを使う事は危険だと思います。
それに、獣医さんに相談しているのであれば、食事療法のこともご存知でしょうし、薬や食事以外の対処法もお聞きになられている事でしょう。
ご存知の通り、夜鳴きの対処法は「夜鳴きの原因を取り除いてあげる事」です。
甲状腺機能亢進症の治療法は動物病院によって違うと聞いた事もありますし、腎臓などの内臓に負担がかかりやすい病気なので、夜鳴きの原因が「お考えの理由」と違う可能性もあるのではないでしょうか。
アドバイスになっていないとは思いますが、最近はセカンドオピニオンという方法もありますので、一度違う獣医さんに相談する事も一つの手だと思います。
猫ちゃんともどもお身体ご自愛下さいませ。