子猫の症状から見つける病気の見分け方

子猫は「自分が病気だ」とは言えません

人は体に症状が出る前に用心しますが、

猫は動けなくなるまで

普段と変わらない行動をすることが多く、

症状が出るころには、

かなり悪化していることが多々あります。

子猫(症状)

愛猫に普段と違う行動や症状が見られたら、

すぐに病院に連れて行ってあげて下さい。

 

子猫の症状からおおよその病気を見分ける方法の一覧です。

体温の異常

症状こまかい症状病気
熱があるくしゃみ
涙、目やに
鼻水
よだれ
元気や食欲が無い
かぜ
ネコウイルス性鼻気管炎
カリシウイルス感染症
ネコ伝染性貧血
熱が続く下痢(粘血便)
呼吸困難
お腹が膨らんでくる
脱水
吐き気
トキソプラズマ症
ネコ伝染性腹膜炎(初期)
急に高熱が出た高熱(40℃以上)
吐き気
下痢
ネコ汎白血球減少症
微熱が続く元気や食欲が無い
お腹が膨らんでくる
体重減少
脱水
吐き気
下痢
くしゃみ、咳
ネコ伝染性腹膜炎(中期以降)
クラミジア肺炎
平熱以下に下がる元気や食欲が無い
体が冷たい
持続性の下痢
脱水症
栄養障害

食欲の異常

症状こまかい症状病気
急に食欲がなくなった発熱
吐き気
下痢
発熱なし
伝染症一般
ネコ汎白血球減少症
舌炎
ショック
口や食道内の異物
徐々に食欲がなくなっているよだれ
下痢や吐き気
すべての病気の兆候
口内炎
腸内寄生虫症
胃腸炎
食欲が無く、水ばかり飲む吐く
吐かない
下痢症

口の異常

症状こまかい症状病気
よだれが多い熱がある、くしゃみ、結膜炎
痛がる
かぜ
ネコウイルス性鼻気管炎
口臭が強い口の粘膜、舌の腫れ
よだれ
かぜによる口内炎
舌炎

目の異常

症状こまかい症状病気
涙が多い涙が多い、結膜の充血、浮腫がある
それ以外は元気で食欲もある
かぜ(ネコウイルス性鼻気管炎など)
結膜炎
涙点閉鎖狭窄
眼瞼内反症
目ヤニが多い子猫に多く、目ヤニで目が開かない急性化膿性結膜炎
眼瞼内反症
眼瞼外反症
目が開きづらい目ヤニ
目がけいれんする
角膜炎
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鼻の症状

症状こまかい症状病気
鼻水がでるくしゃみと粘液性、化膿性の鼻水がでる
目ヤニ
鼻炎
副鼻腔炎
真菌症
鼻血くしゃみと鼻血
泡状の出血
鼻炎
肺の外傷
肺の腫瘍
寄生虫

耳の異常

症状こまかい症状病気
耳をかゆがる耳を傾けたり、振ったりする
耳をひっかく
耳アカが溜まり、くさい
外耳炎
耳疥癬
耳が腫れる外耳炎や耳疥癬のため、
耳をかき、傷つけ内出血し腫れる
耳血腫

吐く

症状こまかい症状病気
熱が高く吐く急に元気がなくなり、食欲が無く、激しく吐き
熱が高く、下痢(粘血便)、脱水をおこす
ネコ汎白血球減少症
腹膜炎
激しく吐く熱があり、激しく吐き、お腹が膨れ
触ると痛がる、脱水をおこす
腸重積症
腸閉塞症
異物の飲み込んだ
食べるとすぐ吐く脱水し衰弱している
おう吐物が黄緑色で泡状
幽門機能不全
胃腸炎

呼吸の異常

症状こまかい症状病気
呼吸が速い元気や食欲がなく、発熱や貧血をおこす
ヒューヒューといった呼吸音がする
元気や食欲はあるが、軽いせきや呼吸が大きい
膿胸
トキソプラズマ症
肺水腫
気管支喘息
肺気腫
横隔膜ヘルニア
心疾患

便の異常

症状こまかい症状病気
軟、水様便元気や食欲はあるが、よくトイレに行く食べ過ぎ
消火不良
軽度の腸内寄生虫症
大腸炎
下痢便に血や粘膜が混じる元気や食欲がなく、発熱、泥状・水様性で
血液の混じったくさい下痢便
好酸球性胃腸炎
コクシジウム症
ジアルジア症
黒い便で臭いが強い元気や食欲が無く、
コールタールのような黒い便をする
急性胃腸炎
便秘元気や食欲が無い
トイレに行くが便がでない
先天性巨大結腸症
腸管の神経障害
環境等の変化によるストレス

尿の異常

症状こまかい症状病気
尿の色が濃い元気や食欲がない
尿の色がブドウ酒色や茶褐色になっている
出血性黄疸
原虫性疾患
肝障害
黄疸
脱水症
血尿がでる元気や食欲がない、吐いたり発熱する
尿の色が赤色・赤褐色になっている
膀胱炎
ネコ下部尿路疾患
腎盂腎炎
外力による打撲
尿の量が多い元気や食欲がない、下痢や吐き気、脱水している
水を欲しがり、お腹が腫れている
尿崩症
腎炎
尿の回数が多いトイレ以外で尿をする
痛がり、血が尿に混ざり。臭いがきつい
膀胱炎
ネコ下部尿路疾患
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皮膚の異常

症状こまかい症状病気
背中部分の脱毛肩から胸や腰、尻尾にかけて脱毛する
皮膚が赤くなり、痛がる
ノミアレルギー性皮膚炎
接触性皮膚炎(かぶれ)
顔や口まわりの脱毛顔や耳、頭を痛がり、脱毛する
皮膚が厚くなる
フケがでる
ネコ疥癬虫症
円形の脱毛顔や耳、頭、手、足に円形の脱毛でき
黒や灰色に変色する
フケがでる
皮膚真菌症
皮膚カンジダ症
ネコ小胞子菌症

発育の異常

症状こまかい症状病気
お腹が膨れてくる元気や食欲がない
毛づやが悪く、ガサガサになり、下痢をする
※急にお腹が膨れてくる
 だんだんとお腹が膨れてくる
腸内寄生虫症(回虫症等)
栄養障害
胃捻転
ネコ伝染性腹膜炎
成長が遅い体重が増えない
けいれんをする
運動失調
ふるえ
呼吸困難
ビタミンB6欠乏症
ビタミンA欠乏症
心疾患

けいれん・ひきつけ

症状こまかい症状病気
発作的にけいれんが起きるけいれんが起き、鳴き声を上げる
転んで失神し、口からよだれを流す
脳炎
脊髄膜炎
回虫症
トキソプラズマ症
突然けいれんが起きる突然けいれんが起き、意識がもうろうとする
足が麻痺し、目がうつろになる
急性中毒(水銀中毒等)
栄養障害
クリプトコッカス症
麻痺足の麻痺、運動失調、ふるえ
けいれん発作
リンパ肉腫
ネコ伝染性腹膜炎
ひきつけ原因不明のひきつけ便秘

その他の異常

症状こまかい症状病気
毛をなめるいつまでも体をなめている
体のあちこちの毛がなくなる
精神の不安
精神障害
ノイローゼ
体に触れるとかみつくずんぐりした体型
歩行を嫌がる
栄養性二次性上皮小体機能亢進症
異常な恰好をする首を左右どちらかに傾けている斜頚
中耳炎

以上が代表的な病気と症状になります。

しかし、素人判断は非常に危険です。

必ず、近所の獣医さんに診察してもらって下さい。

 

猫を飼っていると、

獣医さんに診てもらう機会が増えてきます。

 

愛猫の健康と長生きのためにも、

かかりつけ医となる、

ホームドクターをキープするのが良いでしょう。

 

我家のハナは子猫のころに、
連合いの実家で育ったので、
実家の近所の獣医さんをホームドクターに
お願いしていました。

引越しをしてからも少し遠方ですが、
何かあるたびに
実家の近所のホームドクターを頼っていました。

しかし、
連合いがチョビを拾った時は瀕死の状態だったので、
遠方のホームドクターに連れて行くことが出来ず、
自宅の近所の獣医さんに診てもらいました。

それ以来、
ハナもチョビも自宅の近所の獣医さんに診てもらっています。

愛猫が急に具合が悪くなることもあるので、
ホームドクターは、自宅の近くをおすすめします。