我家では毎年、愛猫に三種混合ワクチンの接種を受けさせています。
今年もチョビがワクチン接種の時期を迎えたので、健康診断も兼ねて動物病院へ行ってきました。
神経質なハナとは違い、チョビは人見知りしませんし、獣医さんを恐がることもないため、楽チンなハズだったのですが・・今年は一味違ったんです。
「2016年チョビのワクチン接種の様子」については、下記のリンクから移動できます。
猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症の予防に用いる医薬品
それぞれの病原体から作られる無毒化・弱毒力化した抗原を投与することで、感染症に対する免疫を得ることができる
三種混合ワクチンは主に完全室内飼いの猫に用いられるが、外の猫との接触がある猫には「猫白血病ウイルス感染症」や「猫免疫不全ウイルス感染症」などのワクチンを別に投与することもできる
かかりつけの獣医さんがお休み・・
我家の愛猫がかかりつけ医にしている動物病院では、担当の獣医さんが決まっているので、いつも同じ獣医さんが診察してくれるのですが、今回に限ってお休みされていました。
「難儀なハナと違って、楽チンなチョビだから問題無い、問題無い」と高を括っていたんですが、チョビの名前が呼ばれて診察室に入ると、初めて見る若い女医さんだったんです。
「この動物病院のカルテには猫の性格が書いてあるらしいので、慣れない獣医さんでも緊張しないだろうし・・」と思っていたのですが、
獣医さんの手元を見ていると、なんだかぎこちないような気がしました。
まずはチョビをキャリーケースから出して、体重を計ります。
体重計の数値は4.88kg・・去年のワクチン接種では5.1kgだったため、「肥満の烙印」を押されていたのですが、ダイエットのかいがあったのか少し体重が減っていたので、ほっと一安心。
それに、チョビもいつもと同じ様子で、大人しく診察台で落ち着いていました。
「チョビのダイエットの様子」については、下記のリンクから移動できます。
体重測定が終わったら、次は簡易的な健康診断のための触診です。
心なしか獣医さんの表情が硬くなったような気がしたと思ったら・・チョビの表情も硬くなったような気が・・
「気のせい、気のせい」と診察を見守っていたのですが、チョビの様子がいつもと違います。
触診している獣医さんの手を噛もうとするんです。
最初は「怖くないからね?、すぐに終わるからね?」と、やさしく声掛けをしてくれていた獣医さんの手に力が入っているのがハッキリと分かりました。
それに合わせて、チョビの抵抗がエスカレートし、逃げ出そうとするんです。
チョビの動きを制止しようと、チョビの身体を軽く抑えていた看護師さんの手にも力が入ってきました。
その時、
「シャー!!」
なんとっ!チョビが人に向かって威嚇したんです。
(チョビを保護してから5年経ちましたが、チョビの生涯2度目の威嚇です(笑)
「チョビって、怒り方知ってたんや・・(笑」
いやいや、笑っている場合じゃありません(汗
看護師さんはチョビを押さえつけるし、獣医さんは怖がってか身を引いてしまうし・・
挙句の果てに、「まぁ、健康そうだし大丈夫でしょう・・」と獣医さん。
「いやいや、それ健康診断じゃないしっ!」と、心の中では突っ込みましたが、チョビの様子を見ていたら、それどころではありませんし、肝心のワクチン接種も残っています。
「じゃあ、ワクチンの準備をしてきます。」と、獣医さんは足早に奥の部屋に行きました。
いよいよワクチン接種!どうなることやら
なかなか獣医さんが戻ってきません。
ですが、チョビの興奮が収まる気配もありません(汗
意を決したか、やっと獣医さんがワクチンを手に戻ってきました。
獣医さんの顔は、真剣そのもの。
チョビの身体を保定している看護師さんの手にも、いつも以上に力が入っているのが分かります。
その気配を感じてか、またチョビが暴れだしました。
身を引く獣医さん。
保定している手に力を入れ「ギュウギュウ」と、チョビを押さえつける看護師さん。
遂には、横で見ていた妻もチョビの身体を押さえています。
それに恐怖を感じてか、力いっぱい逃げ出そうと暴れるチョビ。
それを見て、ひるむ獣医さん。
「サクッ!と注射してくれたら・・」と思いながら、手も口も出さない私(汗
格闘すること数分。
(ずいぶん長く感じましたが・・)
ギュウギュウと診察台に押し付けられながら、なんとかチョビのワクチン接種が終わりました。
なんとかワクチン接種が終わった・・ーまとめ
チョビのワクチン接種が終わって、ふと看護師さんの手を見てみると、うっすらと二の腕のあたりに傷が付いています。
チョビに爪で引っ掻かれたようでした。
凶暴なハナを動物病院に連れて行くときは必ず爪を切っておくのですが、まさかチョビがこんなことになるとは夢にも思っていなかったので、爪を切っていませんでした。
「飼い主の怠慢です。ゴメンナサイ!!」と、謝まる気持ちが強かったのですが、「大人しいチョビのワクチン接種でこの手際とは・・・」という気持ちもあったので、心の中で謝りました(汗
まぁ、大きな事故もなく副作用も出なかったので、無事終わったと言える(のか?)、今回のチョビのワクチン接種ですが、
「きっと、チョビのカルテには『凶暴』と、加筆されたな(笑」と、妻と笑いながら帰途に着けたので、無事と言ってもよいでしょう。
しかし、チョビには負担が大きかったようで、家に着いたら一目散で安全な場所(上写真)に逃げ込んじゃいました(汗
次回からは、いつもの獣医さんでお願いしますね。北〇〇動物病院さん(笑
獣医さんの力量の差に驚かされた1日でした。
きっと、こうやって動物病院嫌いの猫が増えていくんだろうなぁ・・(苦笑