「猫は家につく」という言葉が一般によく知られているように、猫は変化を嫌う動物だと言われています。
それは、身の回りの環境であったり、日々の生活習慣であったりと様々です。
今回は、愛猫と健康で幸せに過ごせるように、我が家の2ニャンの日々の健康習慣を紹介しながら、日々の生活で気を付けてあげたいことについてまとめてみました。
チョビの毎日の健康習慣
我が家のチョビには変わった習慣があり、毎朝必ず一番最初にビニール袋を噛んでいました。
朝の歯磨きのつもりなのか、寝起きに歯が気になるのかは分かりませんが、ビニール袋が見あたらないと、うろうろ探し回ってビニール袋と質感が似たものを見つけては噛んでいたんです。
噛んだ後のビニール袋を見ても、破れていたり、穴が開いているわけではないのですが、誤飲による危険性も否めなかったので、できれば止めさせたいと思っていたんです。
そのような経緯もあり、ビニール袋などの家中にあるチョビが噛みそうな物を片付けるように心掛けていたのですが、何処から探し出してくるのか、チョビはビニールの質感に似たものを見つけては噛んでいました。
そこで、チョビが噛んでも誤飲する可能性が低いビニール製品を一箇所だけ残すことにしたんです。
それが写真のカーテンなんですが、現在ではチョビは眠りから覚めるたびに、うっとりとした顔でカーテンを噛んでいます。
丈夫な素材でできたカーテンなので、チョビが噛んでもほつれたり、破れたりすることなくチョビの歯石防止に一役買ってくれているようなので、よい習慣の一つとして見守っています。
今では、チョビが朝のカーテン噛みをしていないと、「体調でも悪いのかな?」と心配になってしまうくらいです。
愛猫の習慣を知っておくと、「急な体調の変化」や「病気の早期発見」に繋がる指標 になりますからね。
ハナの毎日の健康習慣
では、次にハナの習慣です。
ある朝、洗面所で歯磨きをしていて気づいたのですが、ハナは目を覚ますと一番最初に浴室に行くのが習慣で、「浴槽」や「浴室の床」に残った水を舐めて、喉を潤していました。
しかし、いつも浴室に水が残っているわけではないので、水が残っていないのに気付くと諦めて、寂しそうにとぼとぼと部屋に戻って行きます。
我が家ではリビングに猫の飲み水を置いていたので、そっちを飲んでくれたらよいのですが、お気に召さないのか、朝に限っては浴室で水を飲めなくてもリビングの水を飲むことはありません。
猫はもともと飲水量が少なく、十分な水分を摂らないと泌尿器系などの病気を患いやすいと聞いていたので、
ハナが十分な水分を摂れるように、浴室の洗面器の水を欠かさないように心掛けるようにしました。
すると、私が毎朝洗面所で歯磨きをする頃になるとハナがやって来て、浴室で水を飲むようになったんです。
何度か洗面器に水を入れるのを忘れたことがあるのですが、そんな時は歯磨きをしている私を見て「ニャウッ」と鳴いて水をねだるようになりました。
このくらいのことで、愛猫の飲水量を増やせて泌尿器系などの病気を予防できるなら、お安い御用ですよね。
猫のためにならないことを習慣化させないーまとめ
猫を飼っている方ならお気付きかもしれませんが、猫は毎日の習慣といっても「季節」や「環境」「年齢」などによって徐々に変化することがほとんどです。
それに、少し前までは当たり前のように習慣化していた行動でも、「何かの拍子で突然しなくなった」なんてことも珍しくありません。
「猫はきまぐれ」と言われる由縁かもしれませんが、この習性を利用すると、「愛猫のためにならないこと」や「して欲しくないこと」を止めさせられることがあります。
どういうことかと言うと、
ビニール袋などをかじる習慣のある猫なら、「その対象物を猫の目に触れないようにする」と、猫の習慣から徐々に失われることも多く、長期間続ければより高い効果が期待できるんです。
他にも、壁などで爪とぎをする習慣を止めさせたければ、「通り道」や「壁」の近くにダンボール製の爪とぎを用意し、「猫のニオイが付いたおもちゃで気を引く」などの工夫をすれば、
壁などではなく、ダンボール製の爪とぎで爪を研ぐように習慣づけたりすることも可能です。
さらに、「愛猫のためになること」や「して欲しいこと」を習慣化させることも、できないわけではありません。
例えば、飲水量の少ない猫に水を飲んで欲しければ、「愛猫の通り道に飲み水を置いておく」と、通りすがりに水を飲む機会が増えるので、泌尿器系などの病気の予防にも繋がります。
このように、愛猫の習慣に目を向けて少し工夫することで、猫を叱ったり、お互い我慢することなく共同生活を楽しむことができますし、愛猫の健康寿命を延ばすことにも期待できるんです。
この機会に今一度、愛猫の習慣を観察し、見直してみてはいかがでしょうか。