冬は猫の粗相が増える季節
あなたの愛猫は粗相をした事はありませんか?
実は、猫は性別や年齢に関わらず突然粗相をする事があります。
特に冬は、コタツ布団やふかふかの掛布団に粗相をしてしまう猫が増える季節です。
そんな猫の粗相の原因や予防法をご紹介します。
猫が粗相をする原因は?
猫が粗相をしてしまう原因はいろいろありますが、その中でも代表的なものは下記の3つです。
縄張りを主張している
「多頭飼い」や「自己主張の強い雄猫」に多い原因ですが、オシッコで自分の臭いを付ける事によって自分の存在を強くアピールしています。
トイレに不満がある
猫は決まった場所で排泄する習慣がありますし、トイレのしつけがしやすい事は有名です。
しかし、「いつも使っているトイレが汚れている」「トイレを置いてある場所が落ち着かない」などが原因で、仕方なく別の場所で排泄をする事があります。
何となく感触が良いから
これは飼い主として一番困る原因かもしれません。
布団などに乗った時の感触が気持ちよくて、なんとなくオシッコをしてしまうようです。
特に冬場はふかふかの布団を出すので、今まで粗相をしたことが無い猫でも、ついオシッコをしてしまう事があります。
猫の粗相を予防する方法
もし愛猫が粗相をしている場面に出くわしても、急に怒ったり驚かせないで下さい。
排泄行為は急に止める事は出来ないので、オシッコをまき散らせながら逃げてしまうと被害が広がってしまうだけです。
それよりも、愛猫が粗相をしない様に予防を行いましょう。
トイレの環境を見直す
猫は清潔なトイレを好みますので、愛猫のトイレ環境をチェックしてみましょう。
- トイレは常に清潔か?
他の猫のウンチなどはもちろんですが、自分のウンチが残っていても嫌がって排泄を我慢する事があります。
留守がちで猫の排泄物を片付けられない事が多い様なら、トイレの数を増やす事で対応してあげましょう。 - トイレ容器の大きさは適切か?
トイレが自分の身体の大きさに合っていないので、他の場所で排泄してしまう事もあります。
大きめのトイレ容器を用意してあげましょう。 - トイレが落ち着いて排泄出来る場所にあるか?
猫は洗濯機や掃除機などの大きな音が出るものを嫌います。
トイレの近くに嫌いな物があるので落ち着かず、他の場所で排泄してしまうのかもしれません。
ストレスを取り除く
不安な気持ちや不満が強いと、それがストレスとなり粗相という形で主張する事があります。
ストレスの原因を特定することは困難な事もありますが、「安心して過ごせる場所を用意する」「愛猫とスキンシップを行う」などといった方法で解決する事が多いようです。
布団の感触を悪くする
コタツ布団や掛布団にカバーをかけましょう。
ツルツルのビニールシートなら、感触も悪く落ち着かないので猫が乗る事も少ないですし、もし粗相をしても染みこまないので後片付けも簡単です。
※上記の写真は、我家のハナがトイレが片付いていない事を主張して粗相した際に行った対策です。
去勢・避妊を行う
雌猫は発情すると、気持ちが落ち着かず粗相してしまう事があります。
雄猫は発情した雌猫の存在を知ると、自分の存在をアピールするためにスプレー行動を行います。
猫の粗相が発情に関係する場合は「雄猫は去勢」「雌猫は避妊」を行うことで予防につながりますので「かかりつけ医」に相談してみましょう。
猫が粗相をする原因と予防法ーまとめ
厄介なことに猫の粗相は、一度でもしてしまうと習慣化する事があります。
習慣化する理由で一番多いのは、オシッコの臭いが残っているのでトイレと勘違いしてしまい、オシッコをしてしまうと言うものです。
猫は嗅覚が発達しているので、粗相した場所を水拭きをしたくらいでは、残ったオシッコの臭いに気付いてしまいます。
猫のオシッコの臭いを消すには漂白剤が有効です。
床などの場合は薄めた漂白剤で拭き掃除を行うと良いですし、布団などの布製品の場合は色落ちなどの注意が必要ですが、洗濯の際に衣料用漂白剤を使うと効果的です。
漂白剤が使えない場合は、下記の記事も参考にして下さい。
シニア猫の場合は尿意が我慢出来なかったり、トイレの容器がまたげないのでトイレの近くで粗相することがあります。
他にも、膀胱炎や尿石症などの泌尿器系疾患が原因で粗相してしまう事もあります。
むやみに叱っても粗相は治りませんし、愛猫があなたを怖がって嫌いになってしまうだけです。
猫の粗相には必ず何かの原因があるので、その原因を見つけて予防や対策を行いましょう。